AI Agentと走るISUCON実習
ここからは、AI Agentと一緒にISUCONを進めるルートです。
これまでの実習編も残してあります。コマンドを1つずつ自分で打ち、計測ツールの導入手順まで知りたい人は、これまでの実習編を選んでください。AI Agentを使える人、あるいは「今のAI Agentはどこまで自走できるんだろう」を試してみたい人は、このルートで進みましょう。
AIに丸投げする実習ではありません
AI Agentは、ファイルを読み、コマンドを実行し、大きな修正まで一気に進められます。ここは本当に頼もしいところです。
一方で、スコアが上がった理由を理解しないまま「AIが何か直してくれた」で終わると、ISUCONのおいしいところを丸ごと逃してしまいます。この実習では、人間にも次の流れが見えることを大切にします。
- まず計測する
- 数字からボトルネックの仮説を立てる
- 仮説とつながる改善を入れる
- もう一度計測し、結果を確かめる
AI Agentには、コマンドだけでなく「何が見えたか」「なぜこの変更を選んだか」も毎回説明してもらいます。分からない言葉が出たら、その場で止めて質問して大丈夫です。むしろ、その質問がこのルートの主役です。
WARNING
AI Agentが扱うGitHubリポジトリは、必ずprivateにしてください。本番の競技中に問題のコードや計測結果を公開すると、失格につながる可能性があります。
このルートの地図
次の順に、見える範囲を少しずつ広げます。
- slow query log: データベースの中で、どのSQLに時間がかかっているか
- access log: Webアプリの入口で、どのURLが何回呼ばれ、どれだけ待たせているか
- pprof: Goアプリの中で、どの処理がCPU時間を使っているか
- 自走改善: 3つの計測結果を行き来しながら、次のボトルネックを追う
最初から全部を導入しないのは、各ツールの数字と改善のつながりを見失わないためです。懐中電灯を一本ずつ増やすように、見える場所を広げていきましょう。